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食習慣で子どもがむし歯になりにくくなる!おやつや砂糖の摂り方をひと工夫
皆さんこんにちは。
おなぎ歯科医院です。
子どものむし歯をしっかりと予防するには、オーラルケアだけを頑張っても不十分といえます。
むし歯菌のエサとなる糖質をコントロールしなければ、オーラルケアを続けていてもむし歯のリスクは上昇するからです。
そこで今回は、子どもがむし歯になりにくい食事の習慣や食生活についてわかりやすく解説します。
むし歯になりにくい食生活:甘い物を摂る量に気を付ける
子どもは、砂糖がたくさん入っているお菓子やスイーツなど甘い物が大好きです。
大人がきちんと管理してあげなければ過剰に摂取してしまうことは間違いありません。
砂糖を1年間に15kgくらいまで摂る程度なら、むし歯のリスクを抑えることは可能です。
ところが、1年間に15~35kgの砂糖を摂ってしまうと、急激にむし歯のリスクは高まります(データ:e-ヘルスネット)。
つまり子どもの望む通りにお菓子やスイーツをあげ続けていると、すぐにむし歯になってしまうのです。
ですから、おやつの種類や量、食べる回数を保護者の方が厳密にコントロールしてあげることが大切です。
むし歯になりにくい食習慣:ダラダラ食べを止める
糖分を含む食べ物や飲み物を摂り続けていると、むし歯菌に糖分というエサを与え続けることになります。
その結果、むし歯が増えて活動も活発になり、むし歯になりやすくなるのです。
食事とおやつが終わった後は、ダラダラ食べたり、ちょこちょこ間食するようなことはやめましょう。
間食も含めた食事の時をしっかり管理することで、子どものむし歯予防につながります。
また、水分を摂る時には水や麦茶など、糖分を含まないものをあげるのがおすすめです。
お子さまのために人工甘味料には頼らずに
むし歯予防のために糖質の摂取量を制限できるよう、人工甘味料を活用しようとお考えの方もいらっしゃることと思います。
人工甘味料は、糖類のように甘いにもかかわらず、むし歯菌のエサにならない素晴らしい材料です。
ただ、お子さまの成長を考えると、人工甘味料にそこまで頼ることはあまりおすすめできません。
発育中は人工的な甘みよりも食品に含まれる自然な甘みに慣れ親しむことが大切だからです。
お子さまのために人工甘味料に頼らず、砂糖を含む食べ物や飲み物の量を見直して、健康的な味覚を育てていきましょう。
まとめ
砂糖を摂りすぎるとむし歯のリスクが一気に高まります。
そのため、子どものむし歯を予防するためには、シュガーコントロールをしっかり行うことが大切です。
食習慣に関してはその他にもいろいろと気を配る点がありますので、気になる方はおなぎ歯科医院までお気軽にご相談ください。
どんな疑問にもお答えします。